被害甚大被災地ドローン調査についてのお問い合わせがありましたので、この記事にてまとめてお答えします。不要不急のドローン飛行は、国交省も注意喚起しております。( http://bit.ly/2s4xr8e )
飛行目的) 国や自治体から要請された者だけが、被害状況を確認するために行う。(救助や搬送はヘリの役割。本番環境でのドローン活用は、現状困難。)なお、通常の国土交通省無人航空機の飛行包括申請を持っているだけでは、原則飛行不可能。ドローンのむやみな飛行が、ヘリや航空機による捜索活動を阻害するため。
被災現場までのアプローチ) 立入禁止エリアなので、現場に入るにも国や自治体からの特別な許可が必要となる(二次災害防止のため)。道路は寸断されており車は使えない。従って、徒歩にてドローンを運ぶ。雨が降り、電力、上下水道は使用できないためそれなりの装備が必要で、チームで動く。
飛行時の注意点) 救助・捜索ヘリの飛行が最優先。ニアミスが起こらないように、予め災害対策本部に全ての飛行計画を通知する。送電線や山の高低差を把握した上で、ドローンの飛行計画を立てる。無意味な飛行はしない、指示された成果のみを撮影する。自衛隊、警察、消防、各種電波が飛び交っており電波は安定しない、自動帰還機能は必須。その他、多くの注意事項あり。
必要とされるスキル) ・基礎体力(ドローンを背負い、往復数時間の登山) ・トレッキング経験(沢登り、綱渡り等有) ・ドローン基本操作スキル ・ドローン目視外飛行スキル ・ドローン自動運転スキル
以上、簡単ですが質問へのお答えです。リンク先以外はあくまで私見です。それ以外の事については落ち着いてからまとめます。