「ドローン防災士」が心がける、防災対策。

January 15, 2018

ゼロから始める防災士学習日記(防災士教本を参考)、

第三講「身近にできる防災対策」。

 

防災士教本では身近にできる防災対策として、そのフェーズを(平時、災害時、災害後)の三つに分けて考えています。これは全ての項目に関して言えることだと思うので、今後はこの3ステップを常に頭に入れておきます。

 

今回のメインテーマは、防災対策。それではいつものように、ここにドローン防災士の観点から考えていきましょう。

 

 

【平時の準備】

 

教本では事前の備えとして、家族防災会議を勧めています。これは災害時の対応や連絡方法などを共有する「災害時の我が家のルール」の確認です。

 

また防災用品の確保も重要で、救急セットから消火設備などの防災資材、貴重品・通信機器などの非常持ち出し品、食料・水などの非常備蓄品をそれぞれすぐに活用できる体制を整えておくのです。

 

地震、風水害、火災の災害特徴をよく知り、身を守るために大切な初動から避難所への退避まで、よく頭に入れておかなければなりません。

 

ドローン防災士としてはこれに加えて、ドローンの準備もしっかりしておきましょう。もちろん個人としての優先順位は、自分や家族の命の確保、防災資材、非常持ち出し、備蓄品の重要性とは比較になりません。

 

しかし、企業所属の防災士として準備しておくことには大きな意義があります。

そこで考えたのが以下の点の3つのポイントです。

 

 

1. 災害ごとに違うドローン活用法を学び、訓練しておく。

 

 

第二講でも書きましたが、状況確認の空撮・物資の搬送・スピーカーを搭載した音声連絡用など様々な用途が考えられますが、ここでは空撮について、重点的に準備しておくべきでしょう。

 

日頃から自分が住んでいる地域の地理を研究し、ドローンを飛行させる時に問題となる土地の「高低差」や障害物となる「建物」や「送電線」の位置関係を把握しておきます。

 

さらには町をグーグルマップなどで俯瞰してみて、どのような飛行ルートで飛ばせば、効果的に自分の地域を見回ることができるかをシミュレーションしておくのも良いかもしれません。

 

もしも可能であればですが(人口集中地区でなく道路の少ない山間部や離島であれば可能)、地域の了解を得た上で日頃からそのルートで飛ばしてみるのも良いかもしれません。

 

 

2. 緊急充電のための設備を確保。

 

 

地震の場合、送電線の断線による停電の可能性が高いです。現在主流となっているドローンのほとんどはバッテリーで飛行するため、電源が確保できなければ、無用の長物です。

 

避難所でも電源が使えるとは限りません。そこで持っておきたいのが、電源の無い場所でもドローンを充電できるガソリンやガスを燃料とした小型発電機や、充電式の大容量バッテリーです。(ちなみに弊社ではドローンのバッテリーを5~6回は満充電可能な携帯式の充電池を所持しています。)ドローン防災士としては、これを通常の業務でも使用可能なので、しっかり元も取れると思います。

 

 

3. ドローン機体と操縦士のリスクマネジメント。

 

 

地震や津波被害の場合、ドローンを持って出る間もなく、建物や倉庫が倒壊してしまうこともあるかもしれません。そこでドローンが複数ある場合は、別々の場所に置いておくのがよいかもしれません。同じ籠の中に、卵を入れるな!という教訓を思い出します。

 

また、ドローン操縦士に関しても地域に飛ばせる人が一人では心細いです。そのため、日頃から地域の防災士仲間やその他コミュニティのメンバーたちと共に、ドローンについて勉強しておくことが重要だと考えます。

 

 

 

【災害時の防災対策】

 

この点については、後日出てくる地震、風水害、火山噴火、大火事の説明の部分で、一緒に説明する予定です。その際は、特にドローン防災士としてどう動くべきか、主にオペレーションについて考えてみる予定です。お楽しみに。

 

 

 

【災害復旧時】

 

災害復旧時の防災士の役割について、教本ではライフラインの代替手段について紹介されています。ライフラインの代替手段は、次のとおりです。

 

電気:懐中電灯、ランタン、ローソク、発電機、ソーラーライト

ガス:卓上コンロ、携帯コンロ、バーベキューグリル

水道:飲料水、地下水(井戸)、風呂の残り湯、雨水タンク

 

電気、ガス、水道、これらのライフラインが断たれてしまうことなど、想像もしたくないですが、実施に止まってしまって、まともに生活することができる人は少ないでしょう。さて、このような状況の中で、「ドローン防災士」がライフラインの復旧において活躍できる場はあるでしょうか?

 

ライフラインの復旧実務については、各インフラ企業が対応することになると思いますが、実際に現地にドローンオペレーターが到着するのはかなり遅くなる可能性があります。そこで現地調査の段階で、ドローン防災士が復旧作業の初期データを集めることに貢献できるかもしれません。

 

被災地にインフラ企業と連携して、ドローンを飛ばすことのできる「ドローン防災士」がいたら心強いことでしょう。あらゆる災害において、電気、ガス、水道以外にも、道路、橋梁、送電線、無線基地局、鉄道など、多種多様なインフラが存在しますので、これらの点検に一役買うこともできます。

 

この場合、ドローン防災士も被害者ではあるけれど、余裕があれば自助活動の一環としてライフライン復旧に貢献してみるのが良いかもしれません。早期復旧は回り回って、自分を助けることになるでしょう。

 

 

 

 

 

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