石丸修平さんの「超成長都市 福岡の秘密」を読了。石丸さんがFDCの事務局長に就任し、高島市長が強力に連携して実現した、福岡快進撃の歴史を改めて再確認しました。
九州ドローンコンソーシアムの項目等で、トルビズオンの事も取り上げて頂いてますが、実はここで紹介されているかなりの案件に関わらせて頂いています。
Fukuoka growth nextは一期から入居しましたし、awabarやスタートアップカフェには通いつめました。弊社メンバーには起業部出身がおります。
他にもイノベーションスタジオ福岡に参画し、フードエキスポ九州にもドローンの農業活用で出展、スマートイーストでは全国初の都市部AEDドローン配送実験を行いました。
グローバル連携では、ボルドー訪問の最初の企業になり、台北のスタートアップ、ゴルフェイスとの事業連携も実現しました。
スタートアップエコシステム関連についても、サンフランシスコ、ヘルシンキのSlush出展で広がった視野や感動の場面を、走馬灯のように思い出します。
ここに書かれた様々な事例は、単発ではなく戦略的に連動しており、その根底にある思想を読み解いて初めて横展開することができるものと思われます。
ヒントは最後の章、「実証実験から社会実験を経て、社会制度の形成へ」というコンセプトです。このモデルこそが、今弊社がsora:shareで手がけている事の本質であり、一連の動きを間近に見ていた私の最大の学びです。
我々はドローンという分野でその思想を具現化すべく走っていますが、他の分野でもまだまだ未開拓のブルーオーシャンは広がっています。今回のコロナショックなどは、その良い突破口になるものと感じています。
先の見えない危機の時代こそ、「ソーシャルイノベーション」を起こして新しい価値を創出すべきです。特にスタートアップやオープンイノベーションに関わる方々には、購読をお勧めします。
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