Aalto大学のStartup SaunaでSLUSHの創業者の話を聞いた。
「なぜヘルシンキで、起業家のエコシステムができたのか。」
10年前に学生に対して「起業家になりたいか」と聞いたら、数名しか手が上がらなかった。しかし、今では半分もの学生が手を挙げるという。
ここ10年で何がその現象を牽引したのかと言うと、それはまさにSLUSHのムーブメント。昨日まで見てきたような、若者が主体となって運営するイベントだ。
今や、世界中から起業家や投資家、アクセラレータ、ボランティアが集まる。同じような団体は世界に山のようにあるが、なぜSLUSHだけが大きくなったのか。
彼は一つの理由として、それは学生に全て任せたからだと言った。当然、経験の薄い若者は失敗もする。しかしその体験が彼らを成長させ、コミュニティの力を向上させると言う。
若者は基本的に伸び代が高い。失敗もするが彼らが成長して、実力をつければ自ずとスキルは上がっていく。失敗も織り込み済みというのが懐が深い。福岡は果たしてそのようなエコシステムを作れるか。
そこではっと、これはエコシステムだけの問題では無いと気づく。おそらく、企業の成長も同じだろう。
先日まで行ってきたサンフランシスコでも、企業の成長には、いかに従業員のモチベーションを高めるかが重要であると聞いた。
これらの共通点から、色々と学ぶべきと悟る。
最近はそういう情報ばかりが耳に入る。
おそらく、今自分が取り組むべき課題なのだろうと再認識した。